ショートショートショート takumi’s blog

くわえ上手な女は。

 

きたきた、はーいどーもでーす、よし飲もうぜ。

 

飲もう飲もう、へーい、お疲れお疲れー。

 

うぃーっす、お疲れーかんぱーい。

 

あーいっす、お疲れー、かんぱーいでーす。

 

でさ、どうなったよ。

 

ん、何が。

 

ずっとイケなくて悩んでたじゃん。

 

あーはいはい、おれがフェラでイケないって悩んでた話ね。

 

そそ、で、どうなった、やっぱまだダメか。

 

聞いてよ、てか聞け、それが、初めてイケました、フェラでイケましたわー。

 

おおー、マジか、何年もイケなくて悩んでたのにな、おめでとうよかったよかった、よかったと言えば、フェラでイッたときどうだったよ、よかっただろ。

 

当然、よかったよ、気持ちかった、あーでも、あれかな、正確に言うと、初めてフェラでイケたことに感動して、その感動が気持ちよかったって感じかな、フェラ自体が気持ちよかったからイケたっていうより。

 

よくわかんねーけど、気持ちよかったことには変わりないってことな。

 

簡単に言うとな、そういうこと。

 

今までフェラさせた何人目の女よ、その初めて口でイカせてくれた女神みたいな女は。

 

えっとね、二百まではいってないけど百五十人は超えてるはず、イチイチ数えてないからわかんないけどな。

 

やべえなおい、そう言えば昔、さすがに、百いくまではフェラでイケるだろって、一緒に八十くらいまでは数えてたよな、おれに今日もダメだったわとかって、その頃まだLINEなんかなかったからメールで報告きてな。

 

あったあった、お前に送ってたわ、懐かしいな、んで、おれが八十超えて百が見え始めたときくらいに、病気じゃないかなって思いが強くなって、お前にメールで報告するのが辛くなって、フェラでイケたかダメだったか報告の、フェラチオメールを送らなくなったんだよな。

 

ちょっと軽く病んでた時期あったなお前、おれも今、言われて思い出したくらいの、ちょっとの時期だけど。

 

そんで、おれも人数カウントするのやめたんだよ、そのうち嫌でもイケるだろって感じでさ、最悪、彼氏持ちの女でも口説いて無理矢理にチンコビンビンに興奮するシチュエーション作ってフェラで射精すればイイじゃんって。

 

前にもチラッとお前に言ったことあるけどさ、お前がフェラでイケなかった原因って、フェラ嫌いの女と付き合ってたからっていうのも、おれあると思うぜ。

それはしょーがねーだろ、彼女になる女がフェラ嫌いで口でしてくれない女ばっかりだったんだから。

 

でも、お前のすごいところは、よく歴代の彼女に他の女にフェラしてもらってることがバレなかったことだよな、あとフェラでイケない体質で悩んでるってことも。

 

あー、お前に言ってないだけで浮気はバレたことあるよ、女の勘は鋭いからな。

 

それ、最近の彼女なった女にバレたってことか。

 

そう、ほら、お前とフェラチオメールしなくなって、お前も自然とおれに聞かなくなったしさ、だからおれも、まだフェラでイケなくてとか言わないようにしてたし、聞かれたら全然普通に言うつもりだったけどな。

 

なるほどな。

 

でも、ありがとな今まで気使ってくれて、あえて聞かないようにしてくれさ。

 

んなことないよ、お前がフェラでイケたかなんて、そもそもそんな興味ねーから、あー、トイレ行くついでに注文してくるけど、お前もまだ生でいいよな。

 

おう、さすがわかってるねーおれのこと、だな、まだ生がいいわ生ビールっしょ男は。

 

オッケーオッケー生二つね男は黙ってビールよそりゃ、んじゃ、ちとトイレ。

 

悪りぃ、注文頼むわ。

 

あいよ。

 

 

 

「レッドアイのお客様は」

 

はーい、おれっす。

 

「生のお客様ですね、失礼しまーすごゆっくりどうぞ」

 

おい、レッドアイって、男はビールだよなってお前がトイレに行くとき意気投合したのにレッドアイってどういうことだよ。

 

いや、違うんだって、ちょっと言い訳させろ、トイレ先に誰か入っててさ、だから待ってる間に、大声で女子大生みたいな感じの女二人組に、おれはボルシェ乗ってる経営コンサルタントだって自慢してる気味悪いおっさんいてさ、てか、今、夏じゃん、それなのに明らか冬用のスーツ着ててさ、あー、スーツの話はいいや、その変なおっさんが飲んでたのよレッドアイを、おっさん自体は気味悪いんだけど、すげえ美味そうにレッドアイ飲んでるもんだからさ、おれも飲みたくなって注文変えてもらったってわけよ、これ空けたらまた生を頼むから許せ。

 

そのおっさんが女子大生に言ってた話、100パー嘘だな。

 

だろうな、女子大生もそれ気づいてて引いてた感じがしたわ。

 

お前がおれ裏切って頼んだレッドアイのことなんか、そのおっさんが強烈でどーでもよくなったわ。

 

酒が不味くなるから話戻そうぜ。

 

おけ、で、なんの話してたっけ。

 

だからお前がフェラで初めてイケた話だよ。

 

あーね、はいはい。

 

ちょっと気になんだけどさ、お前くらいアホみたいな人数の女からフェラしてもらったらさ。

 

うん。

 

こう、なんていうか、あ、こいつフェラ上手いなってイケなくても感じるってか、わかってくるわけでしょ。

 

まあ、そうだな、確かにそれはある、で、何が聞きたいのよ。

 

んー、そのさ、パッと見でさ、あ、この女はフェラが上手いって女の特徴あったら聞きたいっていうか、教えてもらいたいなって、お前なりの経験でわかった話でいいからさ。

 

いい質問ですね。

 

うるせー、お前は池上彰かよ、早く教えろ。

 

さすがにさ頭悪いおれでもさ、気づくことはあるわけよ。

 

ほうほう。

 

例えばさ、頬骨が出てるって言うのかな、頬骨が高いって言うのかな、そういう女いるじゃん。

 

頬骨ってここだろ、あの、子供とか女が指で輪っか作ってギュッと掴んでさ、たこ焼き作るほっぺたのところだろ。

 

そうそう、そこで合ってる。

 

それで、その頬骨が出てる女がどうしたの。

 

なんかさ、頬骨のところが出っ張りすぎてる女ってブス多いじゃん。

 

あー確かにそうかも、不細工を売りにした女芸人に多いかもな。

 

うん、それがさ、ブスって言っても色んな種類のブスいるじゃん。

 

まあな、ブスはブスでも、しゃくれてるブスとか出っ歯のブスとかいるな言われてみたら。

 

でしょ、んで、その、ブスでも、あー違う、ごめんブス関係ねーや、頬骨が出てる女でも美人いるし。

 

いるかそんな美人。

 

教えてやってんだから、口を挟むなよ、喋ってる途中にさ、おれのこと馬鹿って知ってるだろ、話している途中に何か言われると、何を喋っていたかわかんなくなるんだよおれは。

 

悪りぃ悪りぃ続けてください先生。

 

次ねーからな気をつけろ、んじゃ話し続けるぞ、とりあえずな、頬骨が出っ張ってる女はフェラが上手いって気づいたよ。

 

へぇー、今、iPhoneで、「頰骨 女」で画像検索して見たけど、なんか頰骨が邪魔して奥までくわえられない感じするけど実際は違うんだな。

 

いや、おれの経験上で気づいたことよ。

 

見た目から想像できる物理的なことではないんだな、面白いな。お前も知ってる通りさ、おれフェラしてもらうの嫌いだからさ、頬骨出っ張ってる女を見かけたら、この女フェラ上手いんだなって心の中で思って楽しむわ。

 

おれには物理的ってのがなんのことを言ってるのか意味がわかんないけどな、そうだよなお前、珍しいよな、フェラしてもらうの嫌いなんてさ、人生の半分損してると思うわ、お前の彼女はフェラしたいって言ってるのにさせないしさ、でもお前らしいわ頬骨が出っ張ってる女を見かけたら想像で楽しむって。

 

いやあ、しかし勉強なったわ、さすがだよな女の見た目でフェラが上手いってわかるとはな、さすがのおれもビックリだわ、サンキューな。

 

おい、勝手に話終わらすな。

 

え、続きあんのかよ。

 

ある、もう一つある気づいたこと。

 

なになに、どれどれ、聞かせて聞かせて。

 

おれが初めてフェラでイッた女のこと。

 

おお。

 

アニメ声の女もフェラが上手いな。

 

あー、はいはい、それはなー、なんとなくわかるわ。

 

なんだよっ、つまんねーな、さっきみたく、もっとさ、こう、グッとくるくらい驚けよ。

 

違う、知ってた、とかじゃなくて言われると、なんとなく想像できるじゃん頬骨が出っ張ってる女の話より。

 

なんでよ、フェラさせたり浮気しまくってる、おれに悔しくなって、それは知ってましたーっていう強がりじゃなくてか。

 

ガキの頃からお互い知ってるお前に強がったらおれが情けなくなるだけだわ。

 

そうか、まあおれもそうだしな、お前と同じだわ、んで、なんで、なんとなくわかるのよアニメ声の女がフェラが上手いか。

 

あれよ、単純にアニメ声の女の見た目から想像できるからだよ。

 

どういうことよ。

 

変に甘ったるくて、甲高い声ってことでしょ、それにプラス、鼻にかかる声って言ってお前わかっかな、つまりだな、鼻にアクセント強めに入れた甘ったるい甲高い声がアニメ声ってことでしょ。

 

そうそう、おれ万年鼻炎だから鼻にかかるってわかるよ、いや、だからさ、アニメ声の説明じゃなくて、なんでアニメ声の女がフェラが上手いのが、なんとなくわかるのか聞いてるのよおれは。

 

だってさ、要はだ、フェラチオって舌を使うわけじゃん、それ以外も使うけど唇を上手いこと使って吸い付いたりさ、ほっぺたの内側の肉を使ったりさ。

 

おい、今度はフェラチオの説明かよ。

 

違うってこれでもわかりやすく説明しようとしてんだよ、おれなりにさ。

 

それはおれもわかってて言ってんだよ、早く続き。

 

お前、おれには話してる途中に口を挟むなってキレるくせにな、めんどくせえな。

 

早く続き話せってわかったから、ちゃんとおれも聞くから。

 

おう、んで、簡単に言うとだな、アニメ声の女って、大抵、舌足らずだろ舌が長くて。

 

ああ、うん、そうだな確かに長かったわ、そのアニメ声の女も。

 

だろ、だから、またこれ言うと意味わかんないってお前に言われるだろうけど、物理的に舌が長いからフェラチオするときに、一般的な標準サイズの舌の長さの女と比べたら、舌足らずの舌が長いアニメ声の女はチンコにまとわりつく部分が広くなるわけじゃん、だから、そりゃあフェラが上手いだろなって簡単に想像できたってことよ。

 

そういうことな、意味がわかったよ、でもお前さ、自分で思ってるほど説明するの上手くないからな。

 

うるせえわ、もう一つ不思議なのがさ。

 

おう、なんだよ。

 

お前、アニメ声の女とか苦手だったじゃん。

 

今でも苦手だぜ。

 

それなのに、よくアニメ声の女を口説いてフェラさせるまで持っていったよな。

 

まあ、あれだよあれ、シチュエーションが特別だったからだよそのアニメ声の女とは。

 

苦手なアニメ声が関係なくなるくらいイイ女だったのか、すげえ意外だわ、お前嫌いなものとか苦手なものは絶対無理じゃん、一ミリでもその部分があると無理だわって、シチュエーションもありきだろうけどさ、嫌な部分が度外視になるほど特別なイイ女だったからじゃね。

 

うーん、なんてかシチュエーションが特別だったからね、嫌でも興奮する雰囲気だったよ、チンコの勃ちも全然違ったくらい。

 

お前シチュエーションって言いたいだけだろ、あー、思い出した、お前に今のおれの女を紹介したときに、おれに言ったよな、アニメみたいな声の女だな、きっとフェラ上手いよって、そのときにはもう気づいてたのかアニメ声の女はフェラが上手いって。

 

いや、気づいてないぜ、おれを初めてフェラでイカせてくれた女で気づいたんだよ、お前に紹介されて初めて見たときの、見た目でフェラが上手そうってなんとなく感じたから言っただけだよ。

 

なんだよおれの女に失礼な野郎だな、勘で言っただけかよ。

 

当たったけどな、そのときのおれの勘。

 

 

 

 

 

終わり。